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起業大国イスラエル!
- 2014/12/20
こんにちは!スマイルアカデミーCOOの小原です!
いつも筋トレネタばかりですがたまには世界のビジネス情報についても発信していきます!
みなさんイスラエルが起業大国って知ってましたか?世界の最先端がそこにあり、世界中の大企業がイスラエルを注目しています。
しかし、僕たち日本人の間ではあまり知られていないんです。なぜそんなにイスラエルで起業家が生まれるのかまとめました!
・第二のシリコンバレー
・こうして生まれた起業大国
・失敗して当たり前!何回失敗してもOK
・国自体が投資家OK
第二のシリコンバレー
イスラエルには多くの国から様々な人種と業種の人材が集まり、年間700以上ものハイテクベンチャーが起業され、世界最先端のイノベーションが生まれています。
国民1人あたりのベンチャー投資額は170ドル(アメリカは70ドル)で世界でダントツです。アメリカ、NASDAQへの上場企業70社は世界でアメリカに次ぐ多さですが、その勢いはシリコンバレーしのぐほどですね。
世界中の大企業がR&Dセンターを設置し、最先端の技術・情報を収集しています。世界のTOP500の起業のうち半数近くがセンターを設置しているにも関わらず、日本は出張所レベルで25社程進出しているだけです。お隣、韓国のSumsungやLGはもちろんR&Dセンターを置いています。
イスラエル発のサービスが続々とオープンイノベーションされています。地図アプリのウェイズはGoogleに900億円以上でバイアウトされ、Facebookが顔認証ソフトのフェイスドットコムを買収したことは大きな話題となりました。
こうして生まれた起業大国
軍事国家であるイスラエル。ほとんどの人が大学に入る前に兵役を経験します。国防軍の情報技術レベルは高く、若者は軍にいる期間にテクノロジーを学び、その後、起業、行政、教育機関など様々な道へ進み技術を活かすという流れが多く見られます。
産学官の連携も取りやすく、それぞれの領域にいる人材も優秀で、ITだけでなく医療や科学なども含め高い技術を持ったエンジニアがどんどん誕生しています。
また、優秀な高校生を発掘し、大学の学費を軍が負担し、卒業後に軍で新しい知識開発にチャレンジさせるという制度があります。この制度を経てから除隊する人が毎年1000人もいると言われていて、技術力のあるベンチャーが次々に生まれるのも納得できます。
失敗して当たり前!何回失敗してもOK
事業は外的要因に左右されることも多く、失敗することの方が圧倒的に多くなります。ならば、有事の際にどういう対応ができたかが重要です。投資家も失敗経験はマイナス要因として捉えず、どういう経験とどういう対処ができたかによってはプラス要因として判断します。
なので、起業家もスタートアップ→失敗→スタートアップを何度も繰り返している人ばかりです。日本では「失敗はダメ」という風土が強過ぎるので、イスラエルのように何度もチャレンジしやすい環境があれば新しいテクノロジーやサービスが生まれるのではないでしょうか。
また、1948年建国と国家自体の歴史も浅く、古いルールや概念が時代にそぐわないなら、すぐに新しく塗り替えるというイノベーション文化なのです。イスラエルは先進国に位置付けられていますが、そういった意味では柔軟な新興国なのかもしれません。
国自体がプロの投資家
民間の投資家がベンチャー企業への投資を決めると、一定の条件を満たせば、政府がその投資額の3分の2を上乗せして融資してくれます。この制度によりベンチャー企業の成功を後押ししています。日本でも助成金などの制度はありますが、イスラエルの政府は最終的に政府に対していくら利益が出るかまで判断して投資しており、立派な投資家としての役割を果たしているのです。
また、ユダヤ人はかつて国を追われて以来、自分たちの土地を持つことができず支配者と農民との間に立ち資金を提供sることで利益を上げるようになりました。そこから、人への投資、つまりその人がどんな商売を展開していこうとしているのかという頭脳のへの投資が重要視されるようになりました。イノベーションの文化はそういった歴史に裏付けされているのかもしれません。
人口800万人、面積は四国と同じくらいの小さな国なので、イスラエル国内の市場はビジネスできる見込みは低いです。更に、周辺諸国とも仲良くないのでアラブ地域も市場にはなりづらいです。そういった環境もあり、初めから世界を市場と捉えて起業するのでしょう。また、研究開発費は世界でも抜き出てトップであり、様々な環境が起業をすることが普通という土壌を作りだしています!
世界最先端の技術や世界のグローバルカンパニーが集まるこの地には、もちろん世界中の投資家や大企業が目を向けています。この地で世界で戦える技術・サービスを生み出せればいっきに世界へ羽ばたけるチャンスがあるのです。だからこの地に様々な地域から人材が集まってきているのです。
世界と戦える技術を持ってイスラエルへ行きましょう!!
イスラエルのビジネス状況を詳しく知るなら!
ちなみに私達は、グローバル顧問という海外ビジネス経験を25年以上積んだシニアエグゼクティブを派遣する仕事もしておりますので、海外進出をお考えの際はお気軽にご相談下さい。
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