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2050年には人口1億4千万人!タンザニアの経済急成長に世界が注目!
- 2014/12/23
こんにちは!スマイルアカデミーのムキムキ型coo小原です!
以前に、イスラエルが起業大国として世界から注目されていると説明しましたが、今後の急成長が期待されていて世界から熱視線を集めている国がります!アフリカのタンザニアです!あまり聞きなれない国かもしれませんが、タンザニアがどう経済発展し注目を集めているのかまとめました!
最後のフロンティア
中国が急速に経済発展し世界第2位の経済大国として台頭しました。人口増に伴いまだ成長は続くでしょうがその勢いには陰りも見えています。チャイナリスクも伴い東南アジアのASEAN諸国に世界の目が移ってきています。中東も人口増に対して豊富なオイルマネーを教育(国家予算の3分の1程も)に回し順調に発展してきています。
そんなASEANや中東の国々が成熟してしまったら、次はどこが世界経済を牽引していくのでしょうか?そう、アフリカです。アフリカは最後のフロンティアと呼ばれています。以前アフリカはクーデターや内争のため経済が安定成長する状態ではありませんでした。しかし、この10年は世界平均を上回る成長を見せ安定的に成長しています。2009年のリーマンショックの際もアフリカは他の国々に比べ落ち込みは少なかったのです。
(在タンザニア日本大使館より)
将来有望なタンザニア
エジプト、モロッコ、アルジェリアなどのある北アフリカは大手日系企業も多数進出していて、街の景観はイメージしているアフリカとは大きく変わってきています。今回はそんな北アフリカではなく、中央アフリカに位置するタンザニアについてご紹介します。近年、タンザニアには世界中の視線が集まり、各国首脳が訪問し直接投資額を急拡大しています。なぜそんなにタンザニアが熱いのかまとめてみました!
(世界経済のネタ帳より)
世界が今後の経済成長に注目
有望な人口動態
現在、人口4700万人程ですが、2050年には1億4000万人と3倍近くまで急増すると予測されています。今の日本(1億3000万人)よりも多く、アフリカ第3の巨大市場へと成長していきます。さらに、人口の7割を30歳未満の若年層で構成していて、今後も豊富な労働人口に恵まれています。
GDPは労働人口が多いほど成長していくため、今の若年層がバリバリ働くようになれば更に急拡大が見込めるでしょう。(日本の労働人口は今後減り続けていく試算です)また、富裕層や若手の中産階級も増加し消費活動も活発化しています。2000年以降毎年7%前後の実質GDP成長率を達成していて、2017年まで平均7%の成長が続くとされています。
巨大な天然ガス田
アメリカ地質調査所によると、タンザニアの天然ガス埋蔵量は40兆立方フィートと言われています。また、隣国モザンビークにも世界最大級の天然ガス田が発見され、数年後には両国合わせた埋蔵量は200兆立方フィート(推定)を超えると試算されています。
この開発が進めばアフリカ最大で世界でもカタールやオーストラリアに次ぐ天然ガス輸出国となります。そうなれば、現在メインの農業製品に代わって天然ガスが主力輸出品になり、輸出での収益を大きく拡大し経済成長を強力に後押しするでしょう!
インフラ整備
交通インフラ
日本政府協力のもと日系企業も開発に参加し、ダルエスサラーム内や主要都市を結ぶ主な幹線道路も整備されてきました。そして、経済成長と共に物流需要も拡大し自動車の交通量も急増していて、渋滞や過積載などの問題も出てきています。
物流需要は20年後には更に4倍に達する見込みで、鉄道整備の必要性が強く提唱され始めています。タンザニアを東西に走る「中央回廊鉄道」の再開発やタンザニア~ザンビア間を走る「タザラ鉄道」の一部を通勤列車とし渋滞緩和に繋げる整備も進んでいます。
港湾整備
ダンザニアはインド洋に面し、ダルエスサラーム港、北のタンガ港、南のムトワラ港があり海の玄関口としても恵まれています。更に、より多くの大型船に対応するためダルスサラーム北のバガモヨにも新港ができる予定です。
LCCにより東部・南部アフリカの玄関口へ
2012年より英国系の格安航空会社ファストジェットがタンザニアに拠点を置き路線を展開しています。国内4路線の他、ザンビア、ジンバブエ、ウガンダ、南アフリカとの国際線も運行し、東アフリカだけでなく南部アフリカへの玄関口としても確立されています。
(ジェトロセンサーより)
タンザニアはこれらの港湾や空港が世界からの玄関口となり、そこに接続する道路・鉄道がルワンダ、ザンビア、コンゴなど内陸部の国々へと繋がっていきます。タンザニアの陸・海・空のインフラが近隣諸国も含めた東部・南部アフリカ地域全体の経済発展にとって重要なものとなっています。
通信インフラ
経済発展に伴い近代的なビルも立ち並び、インターネットが普通に利用できる程度には通信インフラも整備されつつあります。あのマサイ族も携帯電話を持っているというのは有名な話ですね!今後日本企業の協力で4G通信網の整備も進められる予定ですのでン日本と変わらないネット環境ももうすぐできるでしょう。
タンザニアで活躍する日本人起業家の本です!
沖縄出身でまだ30代の金城さん!すでにアフリカで年商400億円、40社以上のグループ企業でを運営!なのにユルユルな金城さんの魅力が読み取れます(^^♪
最後に
まだまだ発展途上で課題もたくさんありますが、急速に発展していくタンザニア。通信網やITテクノロジーは、むしろ、既存のインフラが整っていない途上国の方が一気に浸透しやすいでしょう。そうなれば、タンザニアでのビジネスチャンスは大きく拡大していきます。
ですが、現状でタンザニア市場を席巻しているのは安価な中国や韓国の製品やサービスです。しかし、そいった製品・サービスの質には満足しておらず、中国や韓国の商品があるから買っているという声も多くの人々から出ているようです。
日本の企業がタンザニアへ進出するにはまだまだチャンスがあります!ラストフロンティアを開拓しに行きましょう!(^o^)丿
ちなみに私達は、グローバル顧問という海外ビジネス経験を25年以上積んだシニアエグゼクティブを派遣する仕事もしておりますので、海外進出をお考えの際はお気軽にご相談下さい。
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