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3分で解る!即戦力なシニア採用&活用メリット
- 2014/12/1
こんにちわ。「70歳位までは好き勝手に仕事がしたい。でも仕事をしたくない時だってあるさ、人間だもの」。が口癖のナカゴミです(笑)
超高齢化社会に突入してきた日本において、新たな労働力として期待されているのが「女性」「シニア」「外国人」です。今回は即戦力としても期待できる「シニア採用・活用」について考察していこうと思います(今回は50歳~70歳をシニアと定義します)。
シニアってどれくらいいるの?
人口統計のデータ(平成25年10月1日)によると50歳~69歳の人口は約3383万人(日本の人口の約27%。つまり4人に1人はシニアという事になります)。ちなみに50歳以上でみると5703万人(日本の人口の44.8%)。今後の高齢化を思えば、シニアの力は発揮して頂かねば、若者だけで支えきれませんね。
シニア採用・活用のメリットって?
技術面や人脈等、企業にとって役立つ能力やノウハウを持っている可能性があります。特に、海外マーケットを開拓していた経験のある方や、特定の業界において顔が利く方等は、新規販路拡大において大きな力を発揮します。また、技術継承の講師としても活躍してもらう事が可能です。
リクルート時代の先輩の会社で「グローバル顧問」という海外ビジネスエキスパートOBを紹介するサービスがありますので、そちらも参考までにどうぞ。
特殊な経験や能力がない場合では、仕事の内容を気にしない傾向があり、若者が避けがち・定着率の低い仕事でも、まじめにコツコツ与えられた業務をこなしてもらえる可能性が高いです。ちなみにデメリットとしては、新しい作業を覚えるのに時間がかかる等、新しい環境への適用力が弱い傾向があります。
それでは、次は仕事に対する思考でタイプを分けてみましょう。
①意欲旺盛タイプ
若い頃からある程度キャリアを積んでおり、自分の能力にも自信があるので、定年してもこれまでの経験・知見・人脈を活かしたいと考えているタイプの人です。「仕事は生きがい」「体が動く限り働きたい」と考え、技術継承にも役立ちたいと考えている人も多いです。
このタイプの人には、初期は会社のルールで縛るのではなく、ある程度自由に働かせるのがベストです。独自の人脈・キャリア・経験を活かし、今までにない成果をあげてくれる可能性があります。ただし、過去の実績・経歴だけで判断し雇用してしまうと、実際には部下の活躍だった・・・という事もありますので、即戦力を見込んで採用する場合は、一旦は顧問契約(期間を定めた業務委託)という形で実力をみるのも良いかもしれません。
②仕事は程々に、人生を楽しみたいタイプ
仕事内容やお金より、一緒に働く仲間を重視し、同世代の仲間ができやすい職場環境に魅力を感じるタイプです。シゴトは、あくまで趣味や友達作りの範囲内なので、勤務時間は長時間というよりは朝だけ、夜だけといった短時間の仕事を希望する場合が多いです。
このタイプは円満な職場環境、仲間との関わりを築いてあげることで、楽しんで仕事をこなしてくれます。仕事以外にも趣味や楽しみがあるタイプなので、シフトの詰め込みすぎは禁物です。楽しみながら働ける環境を用意してあげることが大切です。
➂お金を稼ぎたいタイプ
年金生活は定職についていた時との収入差が大きいので、生活レベルを維持・安定させるため、または趣味や孫へのお小遣いの為に働きたいと考えているタイプです。仕事内容には特にこだわりはなく、肉体的にも時間的にも、無理なく働ける仕事がしたいと考えています。
このタイプはルーチンな業務も、文句なくコツコツと真面目にこなすタイプが多いので、適正をみて、ひとつひとつの業務を丁寧に指導することが大切です。働きぶりに応じてプチボーナスなどがあれば、よりモチベーション高く仕事をしてくれます。基本的には収入が大事なので、スグに辞めたり、短い時間だけしか働けないということはありません。シフトは毎週決まった曜日・時間で多めに組んであげると良いです。
まとめ
タイプに合わせた働き方を用意してあげ、メリットに感じる部分を訴求する事ができれば、優秀なシニア人材の採用&活用に繋がる可能性がグッと高まります。
また、最近のシニアは非常に若々しくパワフルですので、定年退職後も働きたい場合は、希望に沿って雇用形態を変え、柔軟に対応することで、まだまだ戦力として活躍してくれるチャンスも広がると思います。
新規事業といった未知の分野の販路拡大の手段として、新たに、即戦力シニアの採用を考えてみるのも良いかもしれませんね。