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中小企業の採用方法!求めるは仕事モチベーションがお金の人?
- 2014/12/14
こんにちわ、今まで1000社以上、中小企業の採用活動をお手伝いしてきた、代表のナカゴミです。
突然ですが、御社の採用したい人材はどんな人ですか? 採用の方向性はしっかりと決められていますか? 即答できなかった場合はぜひ読んでいって下さい。
今回は前職のリクルートでの知見を活かし、中小企業の採用方法として大切になる、モチベーションタイプ毎の採用・活用について書いていきます。モチベーション毎に分ける事で、効率的な採用&定着率アップに繋がる可能性がグッと高まりますので、ぜひ参考にしてみて下さい(新卒採用も中途採用も同じ)。
4つのタイプにわけます
まずは仕事に何を求め、どんな事がモチベーションに繋がるのかを基準に「組織型」「職場型」「仕事型」「生活型」の4つにわけてみました。下記写真のような特徴にわかれており、どのような情報を打ち出せば、心動かされるのかまとめていますので参考までにどうぞ。
ここからは各タイプについて具体的に 書いていきます。ちょっと長くなりますが、ついてきてください。
▼目次
組織型
会社・組織で選ぶタイプです。こんな凄い会社で働いているんだぞ!という優越感を求める人や、その会社の製品・サービスに惚れこんで応募してくる人が当てはまります。このタイプはお金等の条件よりも、会社が好きで、ここで働いている行為自体がモチベーションになりますので、雇用形態も特に気にしません(大手企業の契約社員に多いタイプです)。
会社の知名度や、オンリーワンな技術などがあると非常に採用しやすいものの、そういったエッジの利いた部分がない場合は現実的には採用できない・採用してもすぐ辞めてしまう確率が非常に高い為、背伸びしてこのタイプに訴求する事はお勧めしません。
このタイプを採用する場合は、そういった人に発見してもらえばいいだけなので、募集の告知を大々的に行う事が最も効果的です。その際には企業情報や歴史など、どれだけ自社が優れているかを訴求するとさらに良いでしょう。
この層を狙わない企業も、会社の歴史の全面うちだしや、いかに自社が優れているか訴求している場合もありますが、ほとんど効果がないので辞めましょう。ここで働きたいと思うほどのファンを作るのは、かなり大変です。
職場型
職場の雰囲気や仲間・環境を重視して選ぶタイプです。チームで一緒に働く仲間からの刺激や、職場の環境がモチベーションに繋がってます。会社の大きい・小さいは気にしないうえに、職場に馴染めば長く活躍してくれる可能性が高いので、積極的に中小企業としては積極的に狙っていきたいタイプです。
このタイプには職場の雰囲気・環境を伝えると効果的です。会社内の様々なエピソードや、活躍する社員の体験談等、出来る限り等身大の会社をさらけ出していきましょう。また面接においても、色々なスタッフに会ってもらいコミュニケーションをとることで、内定後に他社へ…という事態を防げる可能性が高まります。
仕事型
仕事の内容や自身の成長を重視するタイプです。いいものが作れた!こんなスキルが身についた!といった達成感や成長がモチベーションになってます。会社の大小や、給与や待遇よりも、どんな仕事任せてもらえるのか、ここでどんな力が身につくのか、といった、やりがいを最も大事にするので、十分に狙っていく事が可能です。
どんな事を任せたいのか、どんなスキルが身に付くのか、に加え、商品のことや顧客の事等を伝えていきましょう。特に、ここでしかできない仕事等があれば効果的です。任せる仕事のハードルを少し高めにしてあげた方が燃えるタイプが多いです。
生活型
安定・自分の生活や時間を重視するタイプです。仕事の内容よりも、残業がないか、休みはしっかりもらえるのか、等、自身や家族の時間といったプライベートにモチベーションを感じます。
勤務条件を変える事は難しい場合が多いので、働き方をこちらから提案してあげましょう。例えば、魚市場の仕事は夜中~昼までの為、通常はあまり人気がありませんが、子供との時間を大切にしてあげたいという人には理想の働き方です(夕方から子供とのコミュニケーションの時間にあてる事ができる為)。
気付いていない、知らない人に向けて訴求できれば効果が高いです。
さいごに
再度質問します。いま行われている御社の採用活動は、どんな人をターゲットに行われていますか? 仕事のモチベーションがお金の人ですか? やりがいの人ですか?
的外れな採用活動をしている可能性がありますので、今すぐに、自社の採用方法の方向性を見直してみてください。中小企業で活躍してくれる・長続きしてくれる可能性が高い「職場型」「仕事型」に向けた、採用活動に変えていきましょう。
今回の内容をうまく使って頂き、最も活躍してくれそう・長続きしてくれそう・採用しやすいターゲットに絞った、効率的な採用活動に繋がれば幸いです。
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