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現地法人に聞いた!日本企業の海外進出メリット・デメリット
- 2015/1/24
こんにちわ、タイに妙に詳しい男、筋肉紳士プロデューサー(@changomi)です。
今回は日本企業の海外進出に伴う、メリット・デメリットについて紹介していきます(主に東南アジア)。
人口減少により国内マーケットが縮小していく中、海外進出を考える企業も非常に多いと思いますので、参考までにどうぞ♪
メリット・デメリットを考えるうえで役に立つ記事「1から学ぶ、日本企業の海外進出方法と12の手順!」に詳しい内容も紹介していますので、参考にしてみて下さい。
海外進出によるメリット
「人件費・原材料の安さ」「マーケットの広さ」「低税率による節税効果」「外資優遇税制」等、様々なメリットがありますが、実際に拠点を設けて海外進出している企業に聞いた、メリットは下記のようになっています。
海外での生産拠点を設置した場合はやはり、コスト面でのメリットが目立つようです。また、現地での販路拡大はもちろん、国内での販路拡大にも結果として良い影響を与えている事が読み取れます。
海外進出のデメリット・課題とリスク
「進出コスト」「通貨変動や政治のリスク」「税務の複雑さ」「マネジメント負担(現地文化・商習慣への対応)」等、様々なデメリットが考えられますが、実際に海外進出している企業は直面している課題とリスク・デメリットについて聞いた結果が下記のようになっています。
最もメリットと感じられている「労働コストの削減」が、現地人件費の上昇に伴い、恩恵を受けにくくなっていると感じている企業も多いようです。また、人材の確保や育成等、人に関する課題が多く、デメリットに感じられるケースが多いです。
進出・運用コストについては国内の新規事業を始める場合も同じなので、デメリットと感じている企業は少ないようです。政治情勢やインフラについては、日本と比べるとどうしても…
そもそもなぜ海外進出?
企業によって理由は様々だと思いますが、多くの場合は生産コストの低減が目的です。東南アジアの国々の物価は安く、工場の設備費用やそこで働く従業員の給与なども非常に安いです。
また、中国はやインドは10億人を超える人口大国ですので、発展すればするほど、人口が多い=消費が多い、非常に大きなマーケットになると予想されています。
今後の日本は人口減少=消費が減少するという予想に加え、同業者が多い国内では価格競争に発展しかねませんので、まだその分野が浸透していない国にいち早く参入しようという企業も多いです。
また、輸出が大きなウェイトを占める企業は円高の場合はかなり苦しい戦いになりますので(国内で高く作って、海外で安く売っている状態)海外で安く作ったものを輸入して、国内で高く売ろう!と海外に進出される例もあります。
まずは、何のために海外進出するのかを明確にしておかないとトラブルや即判断を求められた時に対応できません。いま一度、考えてみましょう。
さいごに
日本企業が海外進出するにあたってのメリット・デメリットは理解頂けましたか?
今後の日本の人口減少等を考えれば、人口が多く(特に若い人材)発展がみこめる地域にいち早く参入するメリットの方が大きいと判断して動かれるケースが非常に多いです。
海外進出をお考えの場合は、まずは目的をしっかりと見つめ直し、その地域の規制や優遇政策などを確認のうえ行動してみましょう。
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