こんにちは！福岡で仕事の合間にベンチプレスに勤しむムキムキ型COOの小原です！

前回の『人はなんで太るの？「脂肪形成と分解のメカニズム」』はいかがでしたか？？

今回も何故か太ってしまう危ない落とし穴がある「食事制限」についてまとめてみました！

女性に多いのですが、無理な食事制限のやり方は逆効果で、通常の10倍も脂肪を吸収しやすい状態になり、結果太るなんてことも…

男性も女性も、筋トレしてる人もしてない人も、ぜひご一読ください。

▽もくじ

1．食事制限をすると太りやすくなる？
2．空腹状態が続くと飢餓状態に
3．飢餓状態は脂肪を10倍溜めこもむ
4．基礎代謝が低下してしまう
5．痩せる食事制限のやり方
6．さいごに
7．脂肪燃焼！お勧め逸品

食事制限をすると太りやすくなる？

よく皆さんがダイエットを始める際に「摂取カロリーを減せば痩せる」と思って食事を抜く方も多いようです。

朝食は野菜ジュース1本、昼はサラダと少しのパスタ、夜は食べない。こんな食生活をしている女性も多いのでは？

僕も会社に勤めていた時は同様のOLさんをよく見かけました。

ですが、こんなに頑張って食事制限しているのに全然痩せない！( ﾟДﾟ)という方はいませんか？

前の記事で「基礎代謝」について説明したように、確かに「消費カロリーと摂取カロリーの収支バランス」が「上手に」取れていれば太りません。

ですが、極端に食事制限をするとそれは逆効果なんです！

空腹状態が続くと「飢餓状態」に

前回の記事で「脂肪形成のメカニズム」について説明しましたが、現代では多くの人々が常に過剰摂取の日々を過ごしています。

例えば、1日の消費カロリーが2500kcalで、日常生活以外の運動をせず毎日3000kcal以上の食べ物を摂取するオーバーカロリーの人が、突然1日の摂取量を2000kcalにすると脳はびっくりしてしまいます。

脳は糖質から作られた「グルコース」(ブドウ糖)のみをエネルギーにしているので(「脂肪形成メカニズム」)、そのエネルギーが急に減ると脳が「飢餓状態」と判断してしまいます。

脂肪からエネルギーが使われればいいですが、脂肪からはグルコースを作り出せないので痩せないんです(´Д｀)

飢餓状態は脂肪を10倍溜めこもうとする

体に脂肪がつくのは動物が飢えをしのぐために与えられたシステムです(「脂肪形成メカニズム」)。

空腹になるとリパーゼという酵素が働き脂肪を分解しエネルギーとして使います。

ですが、空腹が更に持続され飢餓状態になると、脳が「生きていくためにエネルギーを蓄えないと」と判断し、今まで以上に食べたものからエネルギーを吸収して脂肪として溜めこもうとします。

通常時の約10倍も吸収してしまうという説もあり、食事を減らしているから太っているという皮肉な現象が起きてしまいます(ﾟДﾟ)ﾉ

基礎代謝が低下してしまう

太りにくい体にするには筋肉量を増やして基礎代謝を上げるべきですが(「太らない体のつくり方」)、飢餓状態になると筋肉も減っていき基礎代謝量も低下します。

筋肉も糖質から作られたグリコーゲンをエネルギーとして動くので、筋肉内のグリコーゲンが足りない状態が続けば、自らの筋肉を分解してエネルギーを生み出す「糖新生」(後日別途説明します)を始めます。

食事制限をし、タンパク質や炭水化物が少ない食生活を送っている人は日々自分の筋肉を失い、基礎代謝を下げているんです(´Д｀)

こうして不用意な食事制限をしているために、ダイエットをしているつもりが、痩せにくく太りやすい体を作ってしまっています。

全く健康的ではありませんし、食事制限をやめればすぐにリバウンドしていまいますよ！(；ﾟДﾟ)

痩せる食事制限のやり方

■筋トレを並行してやる！

少しずつ食事を減らしていっても、どうしても筋量は減ってしまうので、基礎代謝を維持するためにも筋トレを行いましょう！やらないとまた太りやすい体になりますよ！(；ﾟДﾟ)筋トレと合わせて有酸素運動も行うのは脂肪燃焼には効果的ですが、筋肉の減少を進めてしまうので有酸素だけではダメです！必ず筋トレも行いましょう！基礎代謝が上がれば食事制限に悩まされない体になりますし！