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企業側も注意!4分でわかる、契約社員のメリット・デメリット
- 2014/12/13
こんにちわ、メリットをデメリットに変える男代表、ナカゴミです。
今回はリクルートでの経験を活かし、契約社員のメリット・デメリット、企業側の気を付けるべき点について書いていこうと思います。
契約社員という働き方は、企業側と雇用される側の目的が一致すれば、悪くない制度です。
自身の働き方に合っているのか、しっかり見極めていきましょう。
▼目次
・契約社員とは
・契約社員のメリット
・契約社員のデメリット
・まとめると、こんな人に魅力の働き方
・雇用する側の気を付ける点
契約社員とは
期間を定めた雇用の事で、基本的にはフルタイムで正社員と働く時間等は変わらない場合が多いです。
週5勤務のアルバイトとの違いは明確にはなく、雇用契約を結んでいるかどうかの違いや、月給での給与支払い、その他福利厚生などが付くかどうかの違いがあります。
契約社員のメリット
職種・仕事内容・勤務地が決まった条件で採用されるケースが多いため、一つの事に集中でき、自分の選んだ仕事に対してスキルアップが可能です(正社員・総合職の場合は異動・転勤があります)。
その為、目的意識を持った人にはメリットのある働き方です。
また、採用される事自体が難しい有名企業でも、契約社員として中途採用をしている場合もあり、憧れている会社でどうしても働きたい方にとっては魅力的でもあります(採用基準は正社員に比べて低い場合が多い)。
未経験でもどうしてもその仕事に就きたい!という場合の最初の一歩としては、適した働き方です。
その他にも「正社員よりも責任が限られている」「仕事の成果を一番に評価してもらえる」といったメリットも聞きますが、それは正社員・アルバイトもお客さんと対峙する以上は、同じプロだと思うので個人的には雇用形態による差はないと思います。
契約社員のデメリット
会社の業績が悪くなると、リストラされやすい傾向があります。
期間の定めのある派遣社員・契約社員・アルバイト・パートの雇用を「人員調整が正社員に比べて容易」という理由で行うケースも多く、景気が悪くなった際には、企業が生き残る為の最終手段として人員調整を行います。
昨今、契約社員・派遣社員などが増えている背景には、リーマンショック等を体験した企業が、同じ状況になっても全員が共倒れしないように、リスクを抑える戦略として取り入れているという理由もあります。
また、勤める会社内でのキャリアが描きづらい傾向も多くみられます。
3年頑張ったら正社員登用への試験がある会社などもありますが、その会社の社長や部長といったクラスまで出世する事は、基本的には契約社員のままでは難しいです。
加えて、2013年4月1日の法改正により、契約社員の場合でも5年を超えた場合は無期契約に更新が可能になったため、会社にとって必要でないと判断された場合には5年が経過する前に雇い止めにされるケースもあります。
そのまま働きたい場合は5年以内に圧倒的な結果を出しましょう。
企業の中には純粋に賃金を抑える為に契約社員を雇用しているケースも多く、転機や異動がない分、正社員と全く同じ仕事をしていたとしても正社員に比べて賃金が低い場合がほとんどです。
まとめると、こんな人に魅力の働き方
経験は無くとも、どうしてもこの仕事がしたい!といった方や、この有名企業で働きたい!という目的意識がはっきりとした人には向いています。
また、仕事のやりがいを重視する人や勤務地を重視する人にも魅力的な働き方です。
ただし、景気の波は必ずきますので、その際にアピールできる・生きていけるスキルを身に付けておくことが大前提です。
どんな時でも調子の良い業界はあるので、そこでも代替え可能なスキルや経験がベストです(営業スキル等)。
正社員の場合でも、会社におんぶにだっこで定年まで…という働き方は、民間企業ではほぼありえないという現実を受け入れ、正社員・契約社員問わず、自身の成長を日々意識していきましょう。
雇用する側の気を付ける点
上記メリット・デメリットを踏まえると、契約社員として御社で働く理由・動機が見えてくると思います。
もちろん、採用の段階で動機を聞いているとは思いますが、 いま一度確認し、その人に合った頑張れる動機づけをしてあげましょう。
また、5年超えたら無期雇用という部分もしっかりと確認しておきましょう。
さいごに
契約社員のメリット・デメリットについて理解が深まったでしょうか?
景気の浮き沈みはもちろん、今回の法改正のように、時代が変われば根本となるルールが変わる可能性がある為、どんな雇用形態で働くにしても自身の力を磨いておく努力が最低限必要です。
今後は安い賃金で働く海外労働者の流入や、機械化に伴い、単純作業の仕事はより少なくなっていき、あと何十年もすれば、正社員が定年まで働けるのは公務員と一部の企業に限定される、と思っています。
また、企業に属して働くというよりも、案件毎に個人がチームとして集まって働く、業務委託としての働き方が主流になっていく可能性が高いので、自身の力を磨くための働き方をお勧めしたいと思います。
明日死ぬかのように生きよ。永遠に生きるかのように学べ。
byマハトマ・ガンジー
頑張っていきましょう。
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